続・もっとクリエイティブな人になりたかった

 

 

バイト先の常連さんに(もう4年の付き合い)デザイナーのおじさんがいて、タイミングが合わず最近は会えてなかったんだけど、ついこないだ久々に会えた。

 

コロナだけど就職先大丈夫なの?って心配されて、大丈夫ですよ〜って答えつつ、わたし本当はクリエイティブな人間になりたかったんです、でもなれなかったんです〜って笑って話した。そしたら、なれないなんてないよって真面目に答えてくれた。いくつになってもクリエイティブな人に近づけるらしい。

 

その為にはいろんなものを見て、感じて、いいと感じるものには何故いい感じるのか考えて、引き出しを増やすといいよ、と教えてくれた。そして感じてること、思い描いてることを言葉にする力を身につけることも大事らしい。

 

それを意識して続けていったら、クリエイティブどうこうだけの話じゃなくて、人として豊かになれそうだなと思った。

 

いっとき、文学部の意義について議論されていた時期があったような気がする。わたしは文学を学ぶことがが社会に出るときに役に立つか立たないかという物差しで議論をするような人になりたくないと思った。そういうのは、人として豊かじゃない気がする。

豊かな人とは?という感じだけど。

 

文学も芝居も美術も、社会として見れば、余白の部分にある存在なのかもしれない。わたしはその余白を楽しめるような人間になりたいし、それが豊かな人間なんじゃないかって思う。わからないけど。